今年八月の始め頃の出来事です。
夜間作業明けで遅い朝食の時に妻が、
「二〜三日熱があって風邪でも引いたかも?」と
言うので、「たまには妻孝行するか〜」と思い
代休でもあり、車に乗せて妻が通っている町の
内科の病院へ付き添って行きました。
手摺りの付いた階段を上り、重いドアを開けると
靴入れが少しだけあるので、
玄関いっぱいに脱がれた靴・草履・サンダル・
子供のクツなどが一部散乱してました。
玄関近くの長イスに座って待っていた時です、
診察が終り薬を貰って帰ろうとする女の方が、
(歳は八十過ぎ) ちらばっていた靴などを
きれいに並べて出て行こうとするご婦人の前に
ちらばっていた靴などを
診察待ちの親子連れの三才ぐらいの男の子が
ちょこちょことそば来て 「ア・リ・ガ・ト」と言うと
ご婦人が「はい、ありがとう〜 ひまですから」
と言葉を返してました。
感謝のことばをすぐに言えるこども。
心に余裕があって行動もできるご婦人。
目で見ていても心に映らない自分。
勉強になった「町の病院のある出来事」でした。
ちなみに、妻の病気は検査の結果
骨そしょう症の治療ために、月に一回だけで骨を
強くする飲み薬が身体に合わなかったようで、
今は、週に一回注射をする方法(二年間)に
変えて、毎週電車に乗って仙台の整形病院に
通っています。 「よかったです」
ひげのさとうでした。